私的ブランド論―ルイ・ヴィトンと出会って
ライターの仕事のため、数日前に日本のヴィトンがコーチのデパート出店を妨害した疑いで公引委に訴えられたという日経の記事を読んで、その原因や背景を調べるためにこの本を買ってみました。本の内容は、ヴィトンが成功した理由ばかりでしたが、著者は、ヴィトン日本進出からずっと社長をやっている人らしいです。いくら優れた経営者でも、それだけ長いことやっていると組織が腐敗していくのは当然、と思えました。ヴィトンほど成功している会社に、若い人材がいないのでしょうか。今回の訴訟は、頂点に達したブランドの不気味な“崩壊の予兆”のように思えます。この本の中で、ブランドを成功させたストーリーが華やかに書かれているだけに、その功労者の引き際の難しさが伺われました本の内容はあまり役立ちませんでしたが、訴訟原因を推測する助けにはなりました。
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